手帳

 そろそろ来年の手帳が発売される時期になります。自分の予定くらい覚えられなくてどうすると昔は思っていたので、手帳を持つどころか、存在意義をも否定していた時期もありましたが、あるとき行事が重なっていたとはいえ大事な約束を失念して相手に不快な思いをさせてしまいました。猛省したと同時に能力の限界を悟り、手帳を使用することになりました。今から10年前のことです。以来毎年購入しています。最初は大きめの手帳を使用していましたが、6年前から内ポケットに入る小型手帳に変えました。携帯しやすいので重宝しています。購入するとすぐに年間予定を書き込むので、年末まで会議や各種団体の例会など、あらかじめ分かっている予定が入っていき、全体の流れやスケジュールが明確になり私にはとても便利です。手帳を持っている人は少なくないですが、短期の予定しか書いていない人をよく目にします。それでは手帳を上手く活用できないのではと感じてしまいます。人それぞれの活用の仕方があるのかもしれませんが、中長期的な予定が明確になることで、仕事はもちろんですが仕事以外の余暇の予定も立てやすくなるという利点が生まれます。先々の予定や仕事が分かれば前倒しで進めることもできますし、飛び込み仕事が入っても余裕を持って対応できますから。ただ1点心配なことがあるのです。結構手帳に依存していて予定が頭に半分ほどしか入ってませんので、紛失したらとてつもなく大変なことになってしまいます。携帯にも予定を入れておこうといつも思いながらも面倒で実行していません。痛い目を見ないと分からないのかもしれませんね。