よっぽどの縁 鬼丸昌也氏

 戦国時代の城が大好きで、12年ほど前に全国の名城をすべて見ようとGWやお盆休みを利用して出かけました。その際宿泊先で倫理法人会のMSがあれば出席しようと背広まで用意して行きました。和歌山県の伊賀上野城を見て、現地に宿泊したところ翌朝そこでMSがあることが分かりました。その朝は叩きつけるような雨で妻がなぜそこまでしていくのと言ったほどでした。心が折れそうになりましたが、せっかくの機会だからと濡れながらも参加したのです。その時の講話者がまだ28歳の鬼丸昌也氏でした。ウガンダの子供兵の話に愕然とし、微力ながらも協力したいと考え、名刺交換して本部がある京都に登録手続きを願い出たのですが、返信がなかったためそのまま疎遠となったのです。それから5年後、学生時代に当社で働いていた崎元一平氏が久しぶりに私を訪ねてきて、彼の友人で関西を中心に活動してきたのだが、関東に進出するので誰か影響力のある人を紹介して欲しいと頼まれたため、是非私をと推薦して訪問してくれたのです。誰と聞くと鬼丸昌也と言うではありませんか。知っていると言ったら崎元氏もびっくりです。伊賀上野での偶然の出会い。崎元氏と私と鬼丸昌也の不思議な縁に「よっぽどの縁」を感じずにいられませんでした。崎元氏の要請を快諾した私は、すぐに彼と再会。彼の活動をサポートする会の設立を企画し、倫理の友人を誘って翌年テラ・ルネッサンス千葉を42社で立ち上げたのです。この会も今年で6年目を迎えます。毎年数百万の資金を活動費として補助することができています。嬉しいのはこの活動が最近千葉だけではなく、埼玉や愛知にも同様の会が発足し、今後も増えていく気配があることです。同じ志を持つ人達がいることに感動します。今年もチャリテイゴルフやコンサートを実施して、少しでも多くの活動資金を集めるつもりです。