天守閣の現存する城 ⑦

 天守が現存する12城の中で唯一北陸地方にあるのが、柴田勝家の甥の勝豊が築城した『丸岡城』です。天守と天守石垣以外は明治6年の廃城令ですべて破却されたため、二重三階の天守が堀もなく住宅街の中にポツンと残っているので、初めて見た時は他の城とはかなり違和感がありました。天守内の階段は急なため観光用の補助綱が取り付けられているのも面白いです。またこの城を築城する際に何回も石垣が崩れて工事が進まなかったため、人柱を立てて行ったと資料にあり、非常に興味深かったです。