刑務官の暴行

 名古屋刑務所の刑務官22人が昨年11月から今年8月にかけて、受刑者に対し暴行を繰り返していたことが判明しました。この刑務所では2001~02年に受刑者の死傷事件を起こしたところで、その時は7人が有罪判決となっています。人権を無視した暴力行為が、なぜ繰り返されるのかを、法務当局は経緯を徹底的に検証して厳正に対処すべきです。この刑務所は再犯者を多く収容しているという事情もありますが、虐待行為が許されるはずもなく、刑務官一人一人が人権意識をさらに強く持たなければ、再犯を防ぐことは難しいかもしれません。