世界史上の人物 Ⅷ ナイチンゲール

 今回は「クリミア戦争」で敵味方なく真摯に負傷者を看病し、世界赤十字社の設立への道筋を作った『ナイチンゲール』です。1820年トスカーナ大公国(イタリア)の首都フィレンツエで生まれました。裕福な家庭で、贅の限りを尽くした教育を受けて育ちましたが、奉仕活動に関心を抱き、母親の反対を押し切って看護婦の道を歩みます。当時看護婦は教養のない召使扱いでした。クリミア戦争に従軍し、献身的な働きから「クリミアの天使」と呼ばれ、この活動に影響されたデユナン氏が赤十字国際委員会を創設しましたが、彼女自身はこの設立には関与していません。彼女は「犠牲なき献身こそ真の奉仕」という言葉を残し、90歳で天寿を全うしています。