止まらない婚姻率の低下

 2022年コロナの影響もあり出生数が80万人を下回り、2023年はさらに減少しています。理由の一つに婚姻率の低下があります。婚姻率が上がらない原因の一つに経済力の不安があるため、賃上げが有力は方策なのですが、男性にとっては賃上げは婚姻率の上昇につながっても、女性はその逆となっています。というのは所得が高い女性は自分より学歴や収入がある男性と結婚すしたい、いわゆる「上方婚」願望があるからです。ある調査ではこの願望は男性が8%に対し、女性は51.7%でした。男性が交際相手に臨む年収は、自分より低い「下方婚」で、男性が女性を養うという考えが根底にあるようです。いずれにせよ古い概念を捨てることから着手する必要がありそうです。