新紙幣が発行されて1年が経ちます。旧紙幣とかなり入れ替わってきました。最初は慣れなかった新紙幣ですが、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎の肖像にも慣れ、逆に以前の福沢諭吉、与謝野晶子、野口英世の肖像が少なくなっていることがさみしく感じます。流通しなくなるのも時間の問題かもしれません。取っておいても詮無きことですが、昔の紙幣のように保管する人は少なくないのかもしれません。ところで先日スーパーでかなりのご年配の方が、何と聖徳太子の一万円札を使おうとしていました。ただサイズが今の紙幣より大きいため自動機には入らず、係員のお世話になっていました。多分家で保管していたものでしょうね。
 9回目は『原哲夫』です。何といっても「北斗の拳」は秀逸な作品でした。すでに成人していましたが、次号が楽しみで待ち遠しく感じた数少ない作品です。その後「蒼天の拳」「花の慶次」などの作品を出しています。まだ62歳と若いですが、長年にわたる過酷な仕事の影響で円錐角膜を患い、視力がかなり悪くなっています。彼のコミック化された作品はほとんど所蔵しているほど、作風・作画が大好きです。
 情報リテラシーとは情報リテラシーを適切に収集、評価、利用、発信する能力のことで、現代社会で特に求められるスキルと言えます。これが低いと誤った情報に惑わされたり、詐欺の被害にあう可能性が高くなります。先月行われた都議会選挙ではSNSを最大限に活用していますが、偽の情報も散見しています。選挙だけではなく、多くの寿方がSNS上で飛び交う現代では事実と意見を区別する、情報の出どころや発信者を確認する、複数の情報源から情報を収集して比較するなどの対応が不可欠です。安易に信用しないことも大切です。
 今日で今年も半分が過ぎます。そのことから「ハーフタイム・デー」と呼ばれています。スポーツでは休憩をとるとともに、前半の反省と後半の戦略見直しなどを図りますが、私たちもこれまでの半年間の振り返りと、残り半年をどう過ごすかを見直す良い機会かもしれません。個人的には前半は東北の旅で自分のルーツを知ったこと、多くの歴史を学んだことはとても有意義でした。後半は7月よりRCの会長となるので、会員のために尽力するつもりです。
 ひと昔はLGBTなど少数派に対する偏見まがいが、堂々とまかり通っていました。現在もなかなか払しょくされてはいませんが、今はそのような人たちの権利も大切にすべきだという流れです。多数派だけではなく、少数派の幸福も大切にすべきだという考え方です。以前綴った「トリアージ(災害時の患者に対する治療選択)」は一種功利主義に基づいた判断とも言えますが、混とんとした現代社会においては解は一つではなく、対応も多々あってしかるべきだと考えます。その選択は決して簡単ではありませんが、多数派の方が少数派に対する思いやりを強めることが肝要だと考えます。
 ベンサムが唱えた功利主義は、人民の中で多数者が少数者を抑圧するといった「多数者の専制」という問題が出てきました。これに対して、ベンサムの弟子ジョン・スチュアート・ミルは、功利主義に一定の制限を設け、個人の自由を可能な限り保証する。他人に危害を加える恐れがない限り認める(危害原則といいます)というものでした。また経済学では20世紀に誕生した福祉国家の思想的基盤となり、日本国憲法の「公共の福祉」はこの一環を表していると解釈する学者もいます。少々難しい話になりましたが、「最大多数の最大幸福」という思想が現代社会に大きな影響を与えたことには事実です。特に昨今の少数派「マイナリテイ」保護の流れは、功利主義の考え方とは逆の一面を持っています。では…。To be continued.
 これは18世紀のイギリスの著名な思想家・哲学者であるベンサムの功利主義を表す言葉です。シンプルに表現すると、より多くの人がより多くの幸せを得られることを望ましいとする、規範的主張ないし価値観です。彼の時代は産業革命後により資本が一部の資本家に独占され、多くの人が貧しい暮らしを余儀なくされていましたので、「最大多数の最大幸福」はこうした社会状況の変革を企図するものであり、当時の民主主義の思想とも通底していました。しかし、この思想では個人(少数派)と社会(多数派)の幸福が対立したとき、後者が優先され、前者が犠牲になる恐れがあります。民主主義が発達するにつれてこの点が問題になってきました。しかし経済的視点から考えるとどうでしょうか…。To be continued.
 昨今は地球温暖化の影響もあり、豪雨による風水害が多く発生しています。自分の身を守る大きなポイントの一つに「ハザードマップ」があります。事前に居住地域や職場の災害リスクを知ることができ、いざというときに避難場所へ迅速な避難ができます。各自治体では洪水や土砂災害、高潮など8種類ものハザードマップを公開していますので、事前確認をしておくべきですね。
 ユニコーンは一角獣とも呼ばれ、額の中央に一本の角が生えた馬に似た伝説上の生き物です。「力と純潔」「無邪気さと純粋さ」などを意味するほか、めったに目にすることのない人や物を意味することもあります。例えば『ユニコーン企業』は設立10年以内で、評価額が10億ドル以上のテクノロジー企業を指します。また昨日のMBLで投手復帰2戦目で初回を無得点に抑え、打者としては三塁打と本塁打で5打点を挙げた大谷選手のことを、新人捕手で彼の球を受けたドジャーズのラッシング選手が「彼はまさにユニコーンだ」と言っていました。まさに伝説に残るであろう活躍です。
 全国各地で高校野球夏の甲子園大会予選が始まっていますが、「ノーサイン野球」という独自の指導方法を取り入れている野球部をご存じでしょうか。青森県弘前市にある弘前学院聖愛高校の硬式野球部監督の原田一範氏は選手が自分で考える力を養うことを重視してこの指導方法をとっています。監督の指示がなくても選手自ら考え状況を判断し、行動する習慣を身に付けることが重要だと語っています。このようなアプローチは野球だけではなく、社会で活躍できる人材の育成を見越したものとも言えますね。

さらに表示する