塾長ブログ


NPS塾長、横山英樹によるブログです。


モンチッチ人気再燃

 約50年前に発売し、ブームにもなったぬいぐるみ「モンチッチ」の人気が再燃しています。きっかけは韓国やタイなどの人気インフルエンサーのSNS投稿で、売上高はここ1年で3.7倍となりました。24年2月期は6億円。25年2月期は22億円。26年2月期は35億円となる見込みで、大ブームの到来と言えます。モンチッチはぬいぐるみ・人形などの製造販売を手掛けるセキグチの商品です。いまインバウンドを中心に快進撃を続けています。24年に50周年を迎えたモンチッチ。二度のブームを経て、三度目のブームを迎え、現在は16か国・地域で販売をしています。

犬の日

 今日は「犬の日」です。犬の鳴き声にちなんで記念日として制定されました。この日は犬についての知識を身に付け、犬を可愛がる日とされています。犬は最も古い人間のペットでもあります。私は飼ったことがないので、その可愛さはわかりませんが、娘は3匹も飼っています。毎朝の散歩や餌にトイレの処理など大変そうです。寿命は長くて15年程度ですから、悲しい別れをするのが嫌で妻にも飼わないと言ってます。妻は飼いたいようですが…。

自殺対策白書

 24日に厚生省が発表した「自殺対策白書」によると、24年に自殺した人は2万320人で、前年より1517人減り、1978年の統計開始以降2番目に少なくなりましたが、一方、15歳から29歳の自殺者は3000人以上で高止まり状況です。大学生では21歳をピークに「進路に関する悩み」を理由とした自殺が多いことがわかっています。また小学生から高校生の自殺者数は529人と過去最多に上り、深刻な状況となっています。人は大なり小なり多くの悩みを持っています。自分で処理しきれない場合は、勇気を出して他者に相談しましょう。前途ある若者の自殺報道を聞くたびに胸が締め付けられます。

プレコンセプションケア(プレコン)

 最近この馴染みのない概念が注目を集めているのをご存じでしょうか。プレコンとは「妊娠前の女性とカップルに医学的・行動学的・社会的な保健介入を行うこと」を指します。すでに英国やオーストラリアなどでは公的保健政策の一環として取り組みが進んでいます。日本では2018年居政府の方針に組み込まれており、さらに2025年5月には、こども家庭庁は5か年計画を策定し、性別を問わず、将来の妊娠や出産を見据えて性や健康に関する正しい知識を身に付けてもらい、生活習慣や受診行動を見直すことで、妊孕性(にんようせい)や健康全般を整えることを目的としています。妊孕性とは妊娠するための力を指します。深刻化する少子高齢化や低出生体重児の割合増加といった課題に対応すべく、政府は企業にもプレコン推進役を期待しています。

ハインリッヒの法則

アメリカの損保会社の安全技師。ハインリッヒは労働災害の発生する確率を「ハインリッヒの法則」として発表しました。これは「1:29:300」の法則とも言われ、1件の重大な事故・災害の発生の背後には29件の軽微な事故・災害があり、その背景には300件の異常があるというものです。重大な災害には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の状況、いわつる「ヒヤリ、ハット」体験です。例えば自動車を運転していた際など、自分も含めてですが経験された方は少なくなはずです。小さい予兆を見逃さず、安全管理を心がけましょう。

武将に学ぶⅧ 上杉謙信

 彼ほど戦に愛された武将はいないかもしれません。ひらめきで行動する人物のようで、家臣に対して戦う理由を説明することは稀有だったといいます。幼少から禅の修行に励み、真理を追い求めた彼には家臣などとまとめる世間知が乏しかったのかもしれません。一族の中で反乱が起きた際に「仏門に帰る」と高野山に向かいました。家臣らの説得で事なきを得ましたが、戦国武将の中で自ら国主の座から去ったのは謙信だけです。1561年に北条氏の小田原城に迫りましたが、武田信玄が信濃に向かったという報を受けて、謙信は信玄は動かないと読み攻撃準備をしましたが、味方の武将に動揺が広がり引き返さざるえませんでした。歴史にifはありませんが、この時北条氏を攻め落としていたら、そのまま今川氏を攻め、織田信長の躍進はなかったでしょう。

ファーストジェントルマン

 「ファーストレデイ」は知っていますが、この言葉は勉強不足でした。先週女性首相の誕生により、パートナーである夫の山本氏が「ファーストジェントルマン」となりました。本人は電話取材で「あまりパートナーが目立たない方がいい。『ステルス旦那』としてサポートしたい」と答え、また「無理をしないよう食生活などについてサポートしていきたい」とも語ったそうです。素晴らしい考え方であると感じたと同時に、少し複雑な気持ちになりました。まだまだ男性中心の考え方から脱却できていない自分がいるようです。

胡坐

 股関節が他人より固いせいもあり、昔から『胡坐』をかくことができません。正座なら子供の頃にしていたので少しは出来ますが、すぐに足がしびれて痛くなってしまいます。したがって座敷での食事会は苦痛です。子供のように足を延ばすしかないからです。股関節はもとから固かったわけではありませんが、20代から30代後半まで運動をさぼっていたことが最大の要因です。筋トレを始めてからも柔軟運動は取り入れていなかったので、2,3年前に気づいて驚きました。禅宗のお寺で『只管打座』をしようと思ったことがありましたが、今の状態では限りなく難しいようです。

TikTok(テイックトック)

 中国発の動画投稿アプリです。ひとたび見始めると目を離すのは難しいと言われています。アメリカではずいぶんと物議をかもしてきました。一時は超党派で成立した法律により、そのサービスを停止するところでしたが、9月25日にトランプ大統領が買収計画を承認する大統領令に署名したことで、事業継続は可能になりそうです。米国側が株式の8割とアルゴリズムの使用権を得るという決着です。「君子危うきに近寄らず」の私には決して縁のないものだと思っています。

退職代行

 22日に退職代行会社に違法報酬疑いで警視庁の捜索が入りました。昨今登場して、急速に利用が広がっている退職代行サービスですが、個人的な意見を言わせてもらうと、自分の一生に関わることでもある退職を、第三者に依頼することは理解しかねます。人それぞれに行動基準があり、それなりの理由があって代行会社に依頼するのは理解しますが、嫌なことから逃げ、お金を払って嫌なことを他に依頼する姿勢が垣間見えます。他者依存性を感じる昨今の一種の象徴と言えるのかもしれません。遺憾です。

 

ガラスの天井

 これは能力や実力があるにもかかわらず、性別や人種などを理由に、組織内での昇進やキャリアアップを不当に阻害される見えない障壁を指す比喩表現です。一昨日高市早苗氏が憲政史上初めて女性初の首相に選出され、「ガラスの天井」が破られました。3度目の挑戦で総裁の座をつかんだ高市氏は、公明党の連立離脱という困難を自維連立で乗り切りました。G7で政権トップに女性が就くのは英国、カナダ、ドイツ、イタリアに次ぐ5番目です。女性の社会進出が当たり前となった昨今ですが、山積した政治課題にどう取り組み、どのような成果をあげられるかに着目したいです。

 

無収入工程 後編

 無収入工程が生じやすい業務に、「段取り」「運搬」「保管」「チェック」「管理」「会議」「報連相」「人材教育」を挙げています。最後の人材育成は意外ですが、業務を単純化することで教育の量を減らすことは可能であり、また報連相は業務の流れをシンプルにすることで時間短縮が可能となり、会議も権限の所在を見直すことでかなり削減できるという理論です。一人一人の社員の生産性を向させるという視点から考えると、大いに参考になる理論です。

無収入工程 前編

 サービス業の労働生産性の研究者する、工学博士でコンサルタントの内藤耕氏は、日本は「無収入工程」が多すぎると言います。売り上げに貢献しない業務のことで、この無収入工程を除去することによって、生産性を大きく向上できると説きます。例としてホテルチェーンのスーパーホテルの山本会長は長年業務を「仕事」「無駄」「作業」の3つに分解して、効率化を目指す取り組みを著書『時短の化学』で取り上げています。仕事とは売り上げ、または顧客満足に貢献するもの。無駄は売り上げにも顧客満足にも貢献しないもの。作業とはどちらにも貢献しないが業務をしては必要なものとし、この無駄と作業が無収入工程の当たるとしています。内藤氏はこの無駄を省き、作業を減らすことが生産性を飛躍的に向上させられると言いますが、具体的には…。To be conntinued.

米百俵祭り

 新潟県長岡市では毎年秋に『米百俵祭り』が開催されます。この祭りは収穫を祝うとともに「米百俵の精神」を次世代に伝えることを目的としています。辞任した前石破総理が就任後の所信演説でこの言葉を使っていました。戊辰戦争の際に三根山藩より救援として送られた「米百俵」を藩士のためではなく今後の教育のために使用し、「国漢学校」設立資金に充てます。人つくりこそすべての根幹であるという考えに基づいたもので、その後多くのすぐれた人材を輩出することになります。この精神を受け継ぎ、祭りを通じてこの精神を伝え続けているのです。

 

ホカ弁

 中食の存在が大きくなっています。ほかほか弁当などは数十年前から存在しますが、最近のお弁当の質は昔とは雲泥の差です。味、中味、種類などすべてにおいて美味しくなっています。最近妻の勧めで食べてみたらびっくりしました。ファミレスで食べるより、安価で美味しいものが多いと感じました。コストパフォーマンスが高いので驚きです。昼間や夕方の繁忙期が混雑しているのも、うなづけます。またコンビニ弁当も内容や味で進化を続けています。作り立ての暖かい方が消費者受けすると感じますが、品揃えでや味でもコンビニも負けていないので、競争が激しいのも当然ですね。

大人になって意味を知った言葉①

 子供の頃は本来の意味を知ることもなく何気なく使っていた言葉に、大人になって初めて、こんな意味や由来があったのだと気づいた言葉が皆さんも少なからずあると存じます。第1回は「馬鹿チョンカメラ」です。素人でも簡単に扱えるカメラ、いわゆる誰でも使えるカメラを指すのですが、「馬鹿」はわかりますが、「チョン」がなぜついているのか全く知りませんでした。それを知ったのは40歳過ぎてからです。北海道出身ということもあり、部落差別同様に朝鮮人差別を経験していないことが主因です。こちらの経営者に由来を聞いて驚いたとともに、「チョン」という名称に納得しましたが、ひどい差別用語のため、気持ちが悪くなったことを覚えています。個人的には早く消えてほしい言葉の一つです。

もったいないフルーツ

 まだ美味しく食べられるのに、産地から日本に輸送する過程で熟しすぎたり、傷ついてしまったりしたフルーツは規格外として廃棄されます。株式会社ドールではこれらを「もったいないフルーツ」と命名し、「もったいないフルーツプロジェクト」を立ち上げ、廃棄削減を目指してます。例えば規格外になったバナナを「もったいないバナナ」と称して選別し、まだ食べられるものを加工工場で追熟したり、冷凍バナナやピューレ、パウダーなどの原料に加工したりしています。我が国の食品ロスは2022年472万トンと言われ、その半分の236万トンが家庭における食品ロスです。大切な食材を粗末にせず、もったいないという気持ちを持つとともに、感謝を込めて食べたいものです。

秋明菊

 「秋明菊」は、この時期に盛りを迎えます。もともと中国原産ですが古くから日本に渡来していたと考えられています。江戸時代の書物にもこの名前が見え、「貴船菊」とも呼ばれます。恥ずかしながら、この菊の存在をあまり気にかけていませんでしたが、この時期には庭の片隅や草むらにも咲いているので、少々調べて、綴らせていただきました。

昔懐かしい漫画家たち 11

 「さいとうたかお」氏は4年前に亡くなりましたが、貸本時代に劇画の分野を確立した人物で、かつ劇画界の代表人物です、各スタッフの分業体制により作品を制作するという方式を確立しました。代表作である『ゴルゴ13』は1968年11月より連載され、今年で57年目を迎えます。去る2021年7月には刊行数が単一漫画シリーズとしては世界一となり、ギネス世界記録に認定され、現在も更新中です。私が初めて読んだのは高校生の時です。斬新な内容を世相を反映した作品も多く、当時の政治家たちがほぼ実名で出てくるので驚いたものです。すでにコミックは230巻の迫り、すべて所有していますが、半分しか読破できていません…。完全引退したら読み直すつもりです。

スターバックスに見る企業コンセプト

 コーヒーチェーン店のスターバックスは「家庭、職場や学校でもない『第三の場所(サードプレイス)』の提供」を企業コンセプトの一つに掲げています。このコンセプトのもと、スターバックスは商品の開発・提供だけではなく、地域に合わせた店舗デザインや、ゆったりとくつろげる空間作りに注力しています。企業に求められる経営戦略の一つに企業コンセプトを商品やサービスに反映し、顧客に提供することが挙げられます。スターバックスはまさにこのことを実践しています。