NPS塾長、横山英樹によるブログです。
9回目は『原哲夫』です。何といっても「北斗の拳」は秀逸な作品でした。すでに成人していましたが、次号が楽しみで待ち遠しく感じた数少ない作品です。その後「蒼天の拳」「花の慶次」などの作品を出しています。まだ62歳と若いですが、長年にわたる過酷な仕事の影響で円錐角膜を患い、視力がかなり悪くなっています。彼のコミック化された作品はほとんど所蔵しているほど、作風・作画が大好きです。
情報リテラシーとは情報リテラシーを適切に収集、評価、利用、発信する能力のことで、現代社会で特に求められるスキルと言えます。これが低いと誤った情報に惑わされたり、詐欺の被害にあう可能性が高くなります。先月行われた都議会選挙ではSNSを最大限に活用していますが、偽の情報も散見しています。選挙だけではなく、多くの寿方がSNS上で飛び交う現代では事実と意見を区別する、情報の出どころや発信者を確認する、複数の情報源から情報を収集して比較するなどの対応が不可欠です。安易に信用しないことも大切です。
今日で今年も半分が過ぎます。そのことから「ハーフタイム・デー」と呼ばれています。スポーツでは休憩をとるとともに、前半の反省と後半の戦略見直しなどを図りますが、私たちもこれまでの半年間の振り返りと、残り半年をどう過ごすかを見直す良い機会かもしれません。個人的には前半は東北の旅で自分のルーツを知ったこと、多くの歴史を学んだことはとても有意義でした。後半は7月よりRCの会長となるので、会員のために尽力するつもりです。
ひと昔はLGBTなど少数派に対する偏見まがいが、堂々とまかり通っていました。現在もなかなか払しょくされてはいませんが、今はそのような人たちの権利も大切にすべきだという流れです。多数派だけではなく、少数派の幸福も大切にすべきだという考え方です。以前綴った「トリアージ(災害時の患者に対する治療選択)」は一種功利主義に基づいた判断とも言えますが、混とんとした現代社会においては解は一つではなく、対応も多々あってしかるべきだと考えます。その選択は決して簡単ではありませんが、多数派の方が少数派に対する思いやりを強めることが肝要だと考えます。
ベンサムが唱えた功利主義は、人民の中で多数者が少数者を抑圧するといった「多数者の専制」という問題が出てきました。これに対して、ベンサムの弟子ジョン・スチュアート・ミルは、功利主義に一定の制限を設け、個人の自由を可能な限り保証する。他人に危害を加える恐れがない限り認める(危害原則といいます)というものでした。また経済学では20世紀に誕生した福祉国家の思想的基盤となり、日本国憲法の「公共の福祉」はこの一環を表していると解釈する学者もいます。少々難しい話になりましたが、「最大多数の最大幸福」という思想が現代社会に大きな影響を与えたことには事実です。特に昨今の少数派「マイナリテイ」保護の流れは、功利主義の考え方とは逆の一面を持っています。では…。To be continued.
これは18世紀のイギリスの著名な思想家・哲学者であるベンサムの功利主義を表す言葉です。シンプルに表現すると、より多くの人がより多くの幸せを得られることを望ましいとする、規範的主張ないし価値観です。彼の時代は産業革命後により資本が一部の資本家に独占され、多くの人が貧しい暮らしを余儀なくされていましたので、「最大多数の最大幸福」はこうした社会状況の変革を企図するものであり、当時の民主主義の思想とも通底していました。しかし、この思想では個人(少数派)と社会(多数派)の幸福が対立したとき、後者が優先され、前者が犠牲になる恐れがあります。民主主義が発達するにつれてこの点が問題になってきました。しかし経済的視点から考えるとどうでしょうか…。To be continued.
昨今は地球温暖化の影響もあり、豪雨による風水害が多く発生しています。自分の身を守る大きなポイントの一つに「ハザードマップ」があります。事前に居住地域や職場の災害リスクを知ることができ、いざというときに避難場所へ迅速な避難ができます。各自治体では洪水や土砂災害、高潮など8種類ものハザードマップを公開していますので、事前確認をしておくべきですね。
ユニコーンは一角獣とも呼ばれ、額の中央に一本の角が生えた馬に似た伝説上の生き物です。「力と純潔」「無邪気さと純粋さ」などを意味するほか、めったに目にすることのない人や物を意味することもあります。例えば『ユニコーン企業』は設立10年以内で、評価額が10億ドル以上のテクノロジー企業を指します。また昨日のMBLで投手復帰2戦目で初回を無得点に抑え、打者としては三塁打と本塁打で5打点を挙げた大谷選手のことを、新人捕手で彼の球を受けたドジャーズのラッシング選手が「彼はまさにユニコーンだ」と言っていました。まさに伝説に残るであろう活躍です。
全国各地で高校野球夏の甲子園大会予選が始まっていますが、「ノーサイン野球」という独自の指導方法を取り入れている野球部をご存じでしょうか。青森県弘前市にある弘前学院聖愛高校の硬式野球部監督の原田一範氏は選手が自分で考える力を養うことを重視してこの指導方法をとっています。監督の指示がなくても選手自ら考え状況を判断し、行動する習慣を身に付けることが重要だと語っています。このようなアプローチは野球だけではなく、社会で活躍できる人材の育成を見越したものとも言えますね。
今回は「徳川秀忠」です。秀忠は歴史上では家康と家光の間に隠れがちな存在ですが、日本史に残る最強の二代目としている学者もいます。父の家康とは全く違うタイプの人間で、家督を譲られたのち、家康が大御所となり権力を保持していても、父と競争することなく時代の家光の時に盤石な体制がとれるよう腐心しています。秀忠が「関が原に遅れた」とか、「性質のお江の尻にひかれた」などは高背の歴史小説が作り上げた話である可能性が高いようです。結果的に見ても、三代家光の時代に幕藩体制は確立し、265年に及ぶ江戸時代が続くのですから、世代交代が最もうまくいったケースだと解釈できます。現在の事業継承において、とりわけ世襲の問題に通じると思います。
私は生徒や自分の子供達に様々な教えをしたり、助言を言っていますが、確率に基づいてた話をしています。つまり「確率論」です。例えば大学進学が全てではなく、高卒で成功する人もいますが、確率的には1%以下であり、大卒の方が様々な点で優位に立つのが、日本の状況です。大学進学が65%近くなっている現状で「勉強が好きではないから大学に行かない」では社会における格差社会に巻き込まれるのは必須です。ゆえに子供達には現実を踏まえた「確率論」で、行けるのなら大学進学を勧めます。ただ社会経験が浅かったり、社会勉強不足である社員には難しいようで、子供達に迎合しがちです。大人の立場で話せることが大事なはずですが…。
まず「形から入る」と準備したものがもったいないから長続きするという話をよく聞きます。確かに一理ありますが、個人的にはあまり賛成しません。厳しい意見でしょうが、形から入らないとできないようでは、決して大成しないと考えます。まあ皆強いわけではありませんので、「形から入る」のもありでしょうね。形から入ることで意欲を高めることにつながることもありますから。でもやっぱり成功したいのなら、強い意志で地道に努力する方が好きです。コテコテの昭和ですので。
ペットロボと言えばソニーのアイボ、シャープのロボホンなどは有名ですが、高価格のためなかなか手が出辛い商品です。その中でカシオが発売した「モフリン」は話す、歩くといった要素はそぎ落としていますが、カシオが独自で開発した感情に特化したAIを搭載するなど、最先端のテクノロジーを備えています。所有者らの触り方や声の掛け方などでモフリンの感情が変化し、性格も形成され、50日程度をかけて感情表現の幅が広がるなど成長を遂げ、その個性は400万通り以上になるそうです。販売価格は59400円と圧倒的な安価を実現しています。2024年11月に初回として発売された1000体は1週間で完売。今年度中に6000体の売り上げを目標にしています。癒しを求める人には合っているのかもしれません。
この法律は2005年に施行され、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、また及ぼす恐れがある外来生物を「特定外来生物」に指定し、その飼育や譲渡、野外への放出を禁止しました。ここ数十年ペットとして購入した生物を飼育放棄して、野外に放つ人が後を絶たず、その結果、在来種の激減や絶滅危惧へとつながっています。アカウミガメやアメリカザリガニなどがその好例です。中途半端な飼育は絶対に控えるべきです。繁殖率の高い外来種は在来種にとって代わる恐れが高いのですから…。
アメリカの研究者であるデビット・レヴィ氏はポップコーンがあちこちではじけるように、頭の中で次々と考えることが変わり、一つのことをじっくりと考えることができない状態を「ポップコーン脳」と名付けました。知人に連絡するためにスマホを手にしたのに、通知が来ていたSNSを開き、他の事に関心が行って当初の目的である知人への連絡を忘れてしまうといった経験は、自分を含めよくあることではないでしょうか。スマホなどデジタル機器の普及により、手軽に情報を得ることができる反面、情報の多さに意識が散漫になり、一つの物事に集中できなくなる環境にあります。「ポップコーン脳」にならぬよう気を付けたいものです。
数年前からおにぎりがパリで流行しています。「パリおにぎり」とは日本のおにぎりにフランス独特の具材や調味料を取り入れたアレンジおにぎりのことです。卵とソーセージ、トマトと生ハムとオリーブなど日本では珍しい具材を使ったおにぎりがあります。2つ以上の具材を使うのは、海苔を食べないフランス人向けの工夫です。また完全菜食主義者やグルテンフリー対応食品を求める人にも対応していることが流行の要因になっているようです。視点を変えた発想で作られた新たなおにぎりと言えそうです。
発酵食品に欠かせない「麹菌」ですが、いろいろな種類があります。黄麴菌は醤油や味噌、日本酒に。白麴菌は焼酎に。また黒麴菌は沖縄のお酒である泡盛にと、用途によって使い分けられています。日本醸造学会は去る2006年10月12日に麴菌を「国菌」に認定しました。先人の知恵と工夫によって生み出された発酵食品を擁する日本の食文化に、誇りと感謝を持っています。
個人的に雨天は好きではないため、この時期は苦手ですが、植物には必要不可欠ですし、我が国の豊富な水資源は世界有数の雨量にあるので、この「恩恵」に感謝すべきですね。世界には飲むことができる水資源は乏しく、美味しい水が存在する国は稀有です。昨年より問題となっている米問題でも、田に水が供給できなければ米は育ちません。恵みの雨と考え、感謝の心を持つよう心がけます。
今日はABO式血液型を発見してノーベル賞を受賞した血清学者、カール・ラントシュタイナーの誕生日であり、世界献血者デーです。この記念日は献血者に感謝するとともに、血液製剤を必要とする患者には献血が欠かせないことを周知するのが目的で、世界各国で様々なイベントが催されています。医学の進歩は著しいですが、現在の医療技術では人工血液を製造することはできていません。白血球を代用する薬はあっても、赤血球や血小板に代わるものは研究途上だそうです。今日は献血の重要性を考える良い機会です。
最近流行っている宿泊形式ですが、簡単に言えば「飲み放題、食べ放題」スタイルです。食欲旺盛な若い世代には大人気のようで、YouTubeでよく登場しています。ただ設定金額から「質より量」ではないかという懸念が出てしまいます。ホテルの口コミを見ると年配の方からは辛口コメントも散見します。ただホテルとしては配膳の手間が省ける、料理のレパートリーが固定化でき少なくて済む、大量購入により購入価格が有利になるなどの利点も想定されます。量を食べられなくなった自分には少し敷居が高いですが、好きな物だけ食べられるという利点もあるので、たまに利用しています。