利己と利他

3歳の子を虐待し死亡させた親の記事がでていました。記事どおりならば、自己中心的で良心のかけらも感じられない親の犯行となります。

子供の頃、ある方から聞きました。「どんな悪人になろうと、全世界を敵に回そうと、最後まで味方をし庇ってくれるのは親だ。」と。親とはそんなに情け深いものだったのかと子供心に思ったものです。しかし、そのような親でない人も世の中にはいるのだということを知るにつれて、悲しくやるせない思いを募らせます。

他人のために自分を犠牲にするまではいかなくとも、せめて身内だけは守らなくてはと思います。身内はなにも家族のことだけを指していません。会社なら同僚、安食校舎なら通ってこられる生徒さん、御父兄も身内です。

利己の気持ちはなくなることはないでしょうが、利他の気持ちもなくしてはいません。むしろ、なくしてはいけないと心得ます。

世の中、きれいごとだけではすまないと言われるでしょうが、だからこそ「きれいごと」を大事にしていきたいのです。

安食校舎 芦澤