子どもたちの言葉と

はじめまして。安藤と申します。ブログの書き込みは初めてになります。ふだんは国語科の担当として授業に入っています。いまはAO入試や公募推薦の時期です。いろいろな校舎で生徒たちの小論文を添削していると子供たちの言葉の力に触れられますから、毎年たのしみにしています。書き始めるまえにいつも3-4時間ほどヒアリングをするのですが、これが面白い。生徒たちの口からでてくる言葉はいきいきとして、率直で、詩的な奥行きさえ感じます。ですが、これを文章におこしてしますと途端に堅苦しく、無機質で味気ないものになってしまう。もちろん、書き言葉で書くわけですから口語の豊かさは多少損なわれてしまうものです。しかし、人の個性は口語文にこそ出るわけですから、そのリズムと荒削りな―けれどもまっすぐで魅力的な―言葉を可能な限りそのままに文章に起こせるようにと、日々、生徒と向き合うばかりです。