研修会

 先日、機会があってとある研修に参加しました。低学年層への生徒さんへの対応などを学ぶものだったのですが、自分で無意識にやっていることの一部を言語化してもらったような感覚があって、大変ためになりましたし、いろいろと勉強になりました。

 私が生徒さんたちと話をするときに、個人的に気をつけていることは、まず「生徒さんの話を聞く」ということです。自分のことばかり話さない。もちろんこちらが色々と話しかけてアプローチすることも必要ですが、基本的には生徒さんに、どうしたら話してもらえるかを意識しながら会話しています。

 生徒さんが好きなこと、最近知ったこと、面白かったこと…等。生徒さんによっては、「自分が知っていることは先生も知っているのが大前提」という勢いで話が進んでいくこともあるので、そういった話がでてきたときには「それ何?教えて?」というと、ほとんどの生徒さんは嬉しそうに説明してくれます。そして、共通の話題、興味のあるもの、好きなことが一緒だったりすると、とたんに親近感を持ってくれます(でもこれは大人も一緒かも。好きな本とか、共通の趣味があると一気に親近感が湧きますしね)。そういったところから話を広げていくようにしています。趣味、興味の幅はできるだけ広く持ちたいものです。

 知らなかったことを色々と教えてもらえますし、私自身が生徒さんと話をするのが大好きなので、win-winですね。

何年か前、友人の家に遊びに行ったとき、そのお子さんにものすごく喜んでもらえて、友人にありがとうとお礼を言われたことがあります。最近は下の子の相手に手一杯で、なかなか上の子供の話をゆっくり時間をとって聞いてあげられていなかったから、自分の話を興味を持って飽きずに聞いてくれる人が来てくれてすごく嬉しかったんだと思う、とのこと。なるほど。

 

 学校、家以外で、生徒さんが気軽にお話できたり、長時間いられる、過ごしやすい場だといいな、というのはずっと考えていることです。学校でも、家庭でもない場所で塾ができることの一つだと思います。

 

授業だけでなく、スタッフと話をするのを楽しみに来てくれる生徒さんもたくさんいます。もちろん、勉強もしますが、「それだけじゃない」のがNPS。全校舎で体験お待ちしています!

 

坂上