最近サケの目が小さくなっている件

養殖のサケと天然のサケでは、目の大きさが違います!

養殖のサケの方が目が小さいことが分かっています。サケの養殖が始まって40年くらいなので、養殖のサケ15世代くらいで変化が現れたことになります。自然淘汰のスピードが意外に早いことに驚きます。養殖のサケはエサに不自由しないし外敵から身を守る必要もないのでこのような個体群が数を増やしたのでしょう。そしてもっと驚くべきことは、これらのサケを自然の中で育てると大きくなるのは目の大きな在来種の形態をもったサケばかりなのだそうです。目の小さいタイプは生き残れず結果的に目の大きなタイプだけの個体群になるのです!自然界の淘汰圧の大きさにびっくりです。

大山