人口ボーナス期ってナンダ?

最近ニュースで日本の少子化が話題になります。

ところで、社会で耳にした「人口ピラミッド」。日本の場合、少子高齢化が進んだため「つり鐘型」から「つぼ型」になり現在は「ひょうたん型」になっています。

世界には、きれいな「ピラミッド型」をしている国がいくつもあり、そのひとつがフィリピンです。「ピラミッド型」は若年層が多い国を表しフィリピンの平均年齢は24歳!ちなみに日本の平均年齢が50歳に近づいています。

 

そして「人口ボーナス期」というものがあります。人口に占める生産年齢(15歳以上 65歳未満)人口比率の上昇が続く、または絶対的に多い時期のことです。生産人口が増加することで経済成長が起こり、高齢者比率が低いため社会保障費が抑制される期間です。この人口ボーナス期は、日本では2005年に終了しています。終わったのは日本だけでなく、EUでは2010年、アメリカでは2014年に終了しています。そして、韓国では2025年、中国では2034年に終了すると見込まれています。

 

東南アジアの国で人口ボーナス期が終わるのは、

 2028年…シンガポール

 2031年…タイ

 2041年…ベトナム

 2044年…インドネシア

 2050年…マレーシア

 2053年…ミャンマー

 2062年…フィリピン

と予想されます。フィリピンの人口ボーナス期は東南アジアの中でもダントツに長いのです!

ですから、フィリピンの経済成長はどこの国よりも長く続くと言われています。

大山