塾長ブログ


NPS塾長、横山英樹によるブログです。


梅雨の恩恵

 個人的に雨天は好きではないため、この時期は苦手ですが、植物には必要不可欠ですし、我が国の豊富な水資源は世界有数の雨量にあるので、この「恩恵」に感謝すべきですね。世界には飲むことができる水資源は乏しく、美味しい水が存在する国は稀有です。昨年より問題となっている米問題でも、田に水が供給できなければ米は育ちません。恵みの雨と考え、感謝の心を持つよう心がけます。

世界献血者デー

 今日はABO式血液型を発見してノーベル賞を受賞した血清学者、カール・ラントシュタイナーの誕生日であり、世界献血者デーです。この記念日は献血者に感謝するとともに、血液製剤を必要とする患者には献血が欠かせないことを周知するのが目的で、世界各国で様々なイベントが催されています。医学の進歩は著しいですが、現在の医療技術では人工血液を製造することはできていません。白血球を代用する薬はあっても、赤血球や血小板に代わるものは研究途上だそうです。今日は献血の重要性を考える良い機会です。

オールインクルーシブ

 最近流行っている宿泊形式ですが、簡単に言えば「飲み放題、食べ放題」スタイルです。食欲旺盛な若い世代には大人気のようで、YouTubeでよく登場しています。ただ設定金額から「質より量」ではないかという懸念が出てしまいます。ホテルの口コミを見ると年配の方からは辛口コメントも散見します。ただホテルとしては配膳の手間が省ける、料理のレパートリーが固定化でき少なくて済む、大量購入により購入価格が有利になるなどの利点も想定されます。量を食べられなくなった自分には少し敷居が高いですが、好きな物だけ食べられるという利点もあるので、たまに利用しています。

くしゃみ

 軽いアレルギー性鼻炎のため、人より『くしゃみ』する回数は多いです。くしゃみの原因は体温を上げるための生理機能と鼻腔内の異物を体外に排出するための噴出機能だそうです。つまり寒いと出るのは前者で、花粉などは後者ということになります。『くしゃみ』自体は出すとすっきりしますが、鼻水が出るのが不快ですね。不随意運動のため自分の思い通りにならないから困りものです。

ホタル

 日本各地で夏の風物詩「ホタル」が鑑賞できる時期になりました。日没後から飛び始め、20時から21時頃が活動のピークです。世界で二千種以上いると言われていますが、日本では約50種が生息しています。ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの三種が有名です。蒸し暑い、風のない日だと、ホタルを鑑賞できる確率が上がります。時期は少しずれますが昨年秋に石垣島を訪れた際に、まだ多くの蛍が飛ぶのを見ることができました。とても幽玄的なシーンで感動しました。

ケニアの蚊取り線香

 愛知県の「りんねしゃ」では除虫菊などの天然原料で防虫線香を製造・販売しています。この線香は化学同性の殺虫成分で作られる一般の蚊取り線香に比べ、人体に優しく、化学物質に弱い人でも使うことができます。この線香は現在ケニアでも製造されています。除虫菊の殺虫剤は化学合成の殺虫剤に耐性を持つ蚊にも有効で、蚊が媒介するマラリアなどの感染症の対策として期待されています。これは同社が利益だけではなく、利他の精神で除虫菊の栽培技術や線香の作り方をケニアにアドバイスしたことによります。素晴らしいことです。

ゴルフ会員権

 知己の紹介もあり、お付き合いでゴルフクラブの会員権を持っています。年会費を毎年数万円支払うのですが、平日のプレー料金はビジター料金と500円ほどしか変わりません。土日に利用すれば1万円ほど差がありますが、土日は混んでいて、ラウンドするのに時間がかかりすぎるため、ほとんど利用していません。土日の競技会に出ればよいのかもしれませんが、知らない人とラウンドするより、気心の知れた友人達との方が楽しいため、結局ビジター料金が安い平日にプレーすることになります。所有している意味が乏しいのが現実です。紹介してくれた方は一昨年お亡くなりになったので、そろそろ会員権を手放そうと思っています。

偏食

 夫婦二人だと、食べる量が限られるため、料理が簡易になります。子供がいたころは皆で分けるため、いろいろな料理が食卓を飾ったものですが、最近はレトルト食品やお惣菜が多くなりました。また好きなものが中心となるため偏食気味になりがちです。特に酒肴が中心な私はレパートリーが限られており、妻は楽だと言いますがまさに偏食ですね。

受け継ぎたい日本の祭り PART9

 北海道利尻島に伝わる『麒麟獅子舞』は、毎年6月20日に長浜神社で行われます。海の安全と豊漁を願って舞いをします。鳥取県より移住した「因幡衆」が麒麟獅子を伝えたそうです。大正時代まで回れていましたが一度完全に途絶えました。それが復活したのは0204年のことです。80年以上神社に眠っていた獅子頭が見つかり、復活の機運が高まり息を吹き返したのです。現在も保存会メンバーにより生き続けています。利尻島に限らず北海道は移民の地ですから、本州各地からいろいろな方が移住しています。その方たちの地元の祭りや風習が今でも現地に多く残っています。

大往生

 6月3日に『ミスター』こと長嶋茂雄さんが89歳でお亡くなりになり、号外が出るほど注目されました。その前日札幌在住の私の叔母が99歳11か月で亡くなりました。2年前の夏に15年ぶりに訪ねた際、デイサービスに出ていたためお会いすることができませんでした。そのことに悔いが残ります。叔母は母方の四人姉妹の長女で大正14年生まれ。次女は昭和5年生まれで89歳没、三女の母は今年94歳で、施設に入っています。末っ子の叔母は82歳ですので長寿の家系です。亡くなった叔母の長男より電話があり「この年まで生きたのだから大往生だよ」と言っていました。残念ですが人には寿命があり、永久の別れがあります。『大往生』と言われる生き方をしたいと感じました。通夜と葬式には参加できませんでしたが、日帰りでお焼香と叔母と最期の別れをしてきました。

 

世界環境デー

 国際連合は日本とセネガルの共同提案を受けて6月5日を「世界環境デー」に定めています。これは1972年6月5日から開催された「国連人間環境会議」を記念しています。人類の発展とともに、地球環境は大きく影響を受け、気候変動などにより生態系が乱れ、多くの生物が絶滅危惧種となっています。2021年の発表ではその数は約4万種以上にのぼるとされています。私たち一人一人がごみの削減や資源の削減など、身近なできることを日々行う自覚が必要だと痛感します。

歯と口の健康週間

 今日より1週間は「歯と口の健康週間」です。昔は虫歯が多かったので6月4日を「6(む) 4(し)」ンちなんで、虫歯予防デーを実施していた流れからだそうです。今では信じられないでしょうが、私たちが子供の頃は「味噌っ歯」の子が多く、虫歯治療で痛い思いをした人が多いはずです。今や朝晩の歯磨き習慣や口腔ケアの進歩で虫歯ゼロの子供が多くなっています。二人の子供も孫も虫歯はありません。私には信じられないことです。すべての分野でこのような動きが進んでほしいものです。

水泳授業の廃止?

 プール開きの時期ですが、今年度より中学での水泳授業をやめる自治体が出てきたと新聞記事にありました。昨今では体調不良で欠席する生徒が増えたのを始め、熱中症リスク、古いプールの設備更新にかかる多額の費用を考慮して廃止したとのこと。生徒や保護者の意向を尊重して無理をさせずにいたところ、欠席率が36%に及んだ学校もあったとか。この傾向は全国的だそうです。時代の変化とはいえ、これでは社会に出た際は大丈夫なのかと、つい余計なことを考えてしまいます。国の指導要綱では中学の水泳は必修なのですが…、

店舗なき小売業の倒産増加

 コロナ禍で電子決済や非接触取引が加速した結果、ネット通販などのEC市場が拡大していますが、ネット通販の専門業者は店舗を持たない「無店舗小売業」に分類されます。この倒産件数が2024年度は前年度比17.8%増の153件と過去最高になりました。小資本での参入可能という利点はありますが、その分競争も激しく、倒産に至った理由の大半は計画通りに事業が進まなかった販売不振です。同じような消費を扱う業者がひしめき合い、選ばれることが至難の業になっています、また最近の物価高で仕入れや物流コストの増加も追い打ちをかけています。この業界に限らず、差別化や付加価値の創出は不可避です。

ネーミングの妙

 奈良に本店を置く靴下専業メーカーの岡本は、7割の人が「はければいい」と回答する靴下の商品開発に挑みました。第1弾として「三陰交をあたためるソックス」を2013年に発売しましたが、全く売れませんでした。そこで分かりやすく一度聴いたら忘れないユニークな商品名に変えました。それが「まるでこたつソックス」です。商品の中身は変わっていないのに、名称変更だけで売り上げは17倍以上になったそうです。その後「脱げないココピタ」などのヒット商品も生まれました。ネーミングがいかに大切かを立証する事例です。

消齢化

 以前は大きかった世代による価値観や嗜好の違いが、年々小さくなっている現象を「消齢化」と呼びます。この背景にはインターネットやスマートフォン、SNSの普及があり、全世代が等しく幅広い情報を得られるようになったことが要因です。今は年齢にかかわらず、どんどん新しい分野や趣味に取り組むことも可能ですし、その傾向は強くなっています。高齢者であってもバイタリティーのある元気な方は世代を超えて、共通の趣味を通じて交流を深めています。新たなことへの挑戦は人生を充実させることにもつながりますね。私は66歳を契機に再び肉体改造を試みようと考えています。結果は半年後に…。

周年行事

 会社や各種団体にはそれぞれの歴史があります。そして「創立〇〇年式典」といった周年行事を執り行います。ロータリークラブ、ライオンズ、倫理法人会、青年会議所など、ほとんど5年おきに実施しています。会社も節目節目の年に周年行事を行うところが多いです。お付き合いの関係で年に10回近く色々な周年行事に参加しますが、それぞれに様々な歴史があることと、また創業時の大変さと、それを乗り越えて発展した現在までの過程等がよくわかります。弊社も本年設立30周年を迎えました。周年行事は10年の時にやったきりで今回も予定していませんが、改めて30年を振り返ると、本当にいろいろなことがあったと述懐する自分がいます。

武将に学ぶⅢ 武田信虎

 武田信玄の父の武田信虎は、一代で甲斐国を制圧した有能な武将であり、戦国大名の先駆者です。しかし信玄によるクーデターにより国外に追放された話は有名です。優れた武将なのに追放された理由は「暴君 人非人」という説ですが、これは江戸時代に書かれた『甲陽軍鑑』に出てくるもので、信玄ファンが中心となって伝えた話が多いと解されています。暴君が甲斐国を制圧できるとは考えられません。部下や領民がついてくるはずがないからです。ただ彼の失敗は実質戦国大名でありながら、統治方法は従来の守護大名の意識が強く、戦で勝った利益を国人や土豪に分け与えず、独り占めしたことにあるという見解があり、私も同意するところです。経営でいえば、内部留保をため込んで社員の賃金を上げない経営者に近いでしょう。そこで不満を募らせた部下たちが信玄を担いでクーデターを起こしたと考えられます。歴史に学ぶことは少なくあありません。

傘がない

 先日YouTubeで井上陽水の「傘がない」を聞きました。私より少し年上の方ですが、歌詞に「都会では自殺する若者が増えている」というくだりがありました。今から半世紀以上前の歌詞です。今も昔も変わらないということなのか、それとも昔からその風潮が続いているかはわかりませんが、少し暗くなりました、若者の数は激減していますから、その分昔より多くの人が自殺で亡くなっているのでしょうね。将来に希望を持てない若者が少なくない現実に落胆するのは私だけでしょうか…。

 

孤独死

 つらいテーマですが、昨今一人暮らしの増加に伴い、「孤独死」で亡くなる人も増加しています。この定義は「誰にも看取られずに死亡して、死後しばらくたってから遺体が発見される」です。個人的にはあまりにさみしい死に方だと感じます。ただ未婚者の大幅増加という現状では、今後この状況が改善される可能性は少ないと推測されます。年間4万人以上の孤独死される方がいることは本当に残念です。その多くは50代~70代の男性です。ほぼ同様な時代を過ごしてきた方々が、悲しい最期を迎えていることに嘆息します…。