2020年 千葉県公立高校入試結果


1.千葉県全体の結果

5科目平均点

 

 先日、千葉県教育委員会から前回の学力検査の結果が発表されました。

 令和2年度入試、前期の5科目平均点は261.6点でした。

 

 平成31年度の前期5科目平均点は279.6点ですので、全体として約20点平均が下がったことになります。

 

なお、後期試験の令和2年度入試の5科目平均点は287.2点。(例年、後期試験のほうが平均点が高くなります。)

こちらに関しても、平成31年度後期試験の5科目平均点が309.5点だったことを考えますと、同程度平均点が下がっています。

 

難易度は全体的に上昇傾向が見られます。言い方を変えるならば、全体として、新しい出題方式に中学生がついてこられていないという見方も出来るかと思います。

 

ここで、5科目平均点の推移を見てみましょう。

 

 

平均点は、平成30年の294.3点をピークに、減少の一途をたどっています。

 

 

各科目ごとの平均点の推移

続いて、5科目それぞれの平均点の変化を見てみましょう。

 

今回の5科目の平均点の減少の理由は明確で、それは国語と理科にあります。

 

理科に関しては、昨年度と比較して10点以上、大きく平均が下がりました。理科は例年、平均の変動が激しく、10点程度は簡単に平均点が変わってしまいます。

 

国語も昨年よりも8点近く平均が下がっており、さらにこの傾向は一昨年から続いています。国語は毎回、聞き取り検査にたくさんの時間を取られ、筆記問題や作文ににじっくり取り組めない生徒さんが多くいて、それが平均点を下げていると言えるでしょう。いかに聞き取り問題以外の文章問題を時間内に解答するかがポイントです。

 

数学英語に関しては大きな変化は見られませんでした。

 

今回の入試で最も平均点が高かったのは社会です。例年より取り組みやすい問題が多かったようです。

 

 

 千葉県教育委員会の発表によると、令和2年度の入試問題の特徴は

 

・基礎的・基本的な事項の正確な理解度を見ることができるよう、複数の回答について全て正しい場合にのみ正解とする問題や、理由を書かせる問題を設定した。

 

・学習した基礎的知識を応用して答えを導く問題思考力、判断力、表現力を総合的に見ることが出来るような問題を設定した。

 

上記2点を柱に、「自ら学び、思考し、表現する力」を見る問題を充実させた。

 

とのこと。

 

国語や理科の問題では、上記の「理由」を書かせる問や、自分で考えて書くタイプの筆記問題の正答率が明らかに低くなっています。

 

ただ暗記するだけでなく、なぜそうなるのか、という背景までしっかり理解して学習する必要があります。

 

 

 

 

2.NPS生のがんばり

NPS令和2年度の受験生たちは、この苦しい状況の中、しっかり結果を残してくれました。

受験生の皆、今年度もよく頑張りました!

 

NPS生の頑張りをお伝えします。

 

 

 

5科目の平均点

 

 

 千葉県の前期5科目合計の平均点は261.6点。それに対してNPSっ子達の平均点は292.7点でした!

約30点上回ることが出来ました。今年度はこの結果を超えられるように、もっといい点数を取ってもらえるように、スタッフ一同、全力で指導しているところです。

 

 

 

続いて、各科目ごとの平均点の差を見ていきましょう。

今年度も全科目で、千葉県の平均点を上回っています。

 

 

理科や社会に関しては、NPSでは中1の段階から取り組ませることが多いので、大きな差をつけることが出来ました。数学は、計算はもちろんのこと、千葉県のみならず全国の入試問題も使いながら、関数、図形の演習も重ねています。

英語や国語に関しても、通常授業や模試を利用しながら、英作文や作文についても受験指導していますので、しっかり文章を書く力が身についた成果だと思います。 

 

最後に

なお、これら結果はあくまでも「平均点」です。

NPSでは、生徒さんの行きたいところに合格してもらいたい、その信念をもって授業をしています。

 

生徒さんひとりひとり、行きたい学校も違いますし、持っている力も違います。

自分の行きたい高校にいける力をつけてもらい、その志望校に合格してもらうこと。

それが私達、そして生徒さんにとってのゴールなのです。

全員が平均点を超える必要はありません。

 

 NPSは、目標まで、今のままでは点数が足りないかもしれない、でもあきらめたくない、もっとがんばりたい、

そんな生徒さんのお手伝いをしています。

入試に向けて、頑張りたい生徒さんをお待ちしています。一緒に志望校合格を目指しましょう!