汗顔の至り

 昨日は健診のため東京の慶応病院に行ったのですが、8:30集合でしたのでちょうど通勤ラッシュ時の電車に乗りました。浅草橋駅で京成線からJR線に乗り換えた際のことです。ホームにはたくさんの人が並んでいました。少しでも空いている乗車口を求めて前のほうに進み、やっとのことで電車に乗り込むことができました。ドアが閉まった時、何か電車内の雰囲気と匂いに違和感を感じたのです。ふと気づくと視界には女性ばかりでした。ドアが閉まったホームに目をやると何と女性専用車両との掲示があったのです。一瞬で体が凍り付きましたが、電車は動いているのでどうしようもありません。周りの視線をうかがう勇気もなく、ひたすら次の駅に早くついてほしいと願うばかりでした。次の秋葉原駅ですぐに降りたのは言うまでもありません。まさに汗顔の至り。どっと汗が出ました。以前からこのような車両の存在は知っていましたが、ラッシュ時の電車に乗ることなどほとんどないので、このような失敗をしてしまったのです。車両を乗り換え、ほっとしながらも頭に浮かんだのは、この車両が導入されると発表された当時に、「法の下の平等」に反しているぞと感じたことでした。性悪説ではなく性善説を採用してほしいと思うのは私だけでしょうか。