祖母

  昨日スタッフのブログにあった祖母の話題を読み、9年前に103歳で亡くなった祖母のことを久しぶりに思い出しました。自分が記憶に残っている祖父母は、前述の母方の祖母しかいません。というのは父方の祖父母は自分の記憶がほとんどない4歳以下で亡くなり、母方の祖父は自分が生まれる前に亡くなっているからです。故に母方の祖母にしか自分の思い出はないのです。当時の高齢者は今とは異なり相当老けていたので、自分の中では祖母は60歳代から亡くなる100歳代まであまり容姿が変化していない記憶となってます。90歳代から足が不自由でしたが、頭は最後までしっかりしていて、自分の子供(ひ孫)の名前もすぐ出てきましたし、筋トレを始め数年ぶりに祖母と再会した際「英樹ちゃん、随分胸に筋肉がついたわねえ」と当時100歳近い祖母に唐突に言われた時には、とてもびっくりしたことを覚えています。祖母は関東大震災の被災者であるという稀有の存在でもありました。最期は老衰で穏やかに亡くなりましたが、全国各地にいた仕事盛りの13人の孫が全員北海道に集まり、見送ることができたのは祖母の功徳ではないでしょうか。祖母が産んだ4人の娘は長女が93歳、次女が89歳、母が85歳、4女が72歳になります。長寿の家系ですね。一方父方の8人兄妹は父を含め、ほとんどの方が70歳に至らずに亡くなり、最後に残った叔母も78歳で数年前に亡くなっています。うーん、自分はどちらの家系なのでしょうか。