岡(傍)目八目

   囲碁の言葉ですがご存知でしょうか。傍から見ているほうが当事者より8手先を読め有利であるという意味です。何事も当事者の世界でとどまっている限り、視点が狭くなり打開策や解決策を見いだせないことが多いのではないでしょうか。同じ過ちを繰り返したり、一向に先へ進めないタイプの人を見るとこのようなケースが少なくないように感じています。また自分の狭い経験値だけを基にした判断をしがちで、他にアドバイスを求めようとしない、求めたとしてもすでに思考停止状態になっているところも共通項ではないでしょうか。そして失敗を繰り返す。これを覆すには日頃から啓発本やビジネス本に目を通したり、自費で勉強会に出席したりするなど、日頃から自己研鑽をする必要があるはずです。何もせずに視点が広がるわけもなく、方法論や解決策が浮かぶはずもなく、従って結果は火を見るよりも明らかです。日頃から自己研鑽を積んでいれば、自然と目に入るまたは聞こえてくる有意な情報を見落とすことなく捉えることができるはずです。簡単とは言いませんが、努力のないところに成功があるはずもないし、何と言っても生徒に努力する大切さを日頃強調している私達教師ができない、またしないのでは本末転倒ですから。