風邪と広東料理

 人生の中で本当に奇遇と言うか運命的な出会いをした方が二人いるのですが、その一人で中国籍の金京勲氏に2年ぶりに会うために1日より3泊4日で広州へ出張してきました。4/1のブログで綴りましたが、前日までの疲労に鼻かぜが重なって機内で多少寒気がして咳がひどくなりました。14時広州に到着して15時にホテルにチェックイン。到着日は特に予定を入れなかったので、体調が今一つと言うこともあり、風邪に効く美味しい広東料理をリクエストしました。たまたま近くに人気店があるとのこと。17時過ぎに入るとすでにかなりお客さんがいます。注文は彼に任せたのですが、出てきた最初の料理は500gほどの鳥の丸揚げ?でした。当然顔からくちばし、足の先までリアルにあります。何とハトでした。二人で一羽しか注文出来ないこの店の大人気メニューで、皆注文していました。これをビニール手袋をつけて頭からベリベリと食べやすい大きさに千切ってそれを食すのです。中国と縁のない頃であれば絶対食べられなかったでしょうが、蛙から見たことのないグロテスクな魚まで一通り食べさせられた経験があるので、今回も勇気を持って口にしたところケンタッキーと同様な味で結構美味?でした。次に出てきたのは牛の胃袋の煮込み。ハンペンほどの大きさがあるのに、これが全く噛み切れません。仕方ないので何度か咀嚼して飲み込むしかありませんでした。これはちょっと気持ち悪くて一つで断念。次いで出てきた、煮込んだ豚足や鳥の足先?に挑戦するもあえなく撃沈。ようやく出てきたまともな料理?、日本の3倍くらいの大きさのギョーザに安心するも、中身は大量のニラとニンニクで口内の匂いが最高でむせてしまいました。中華料理ですから全体的に油が強く日本人にはつらいものがあります。私もあまり多く食べられずプーアール茶をひたすら一緒に飲んで油の消化に努めました。外に長い行列ができるほどの繁盛店でしたが、うーん……、とても良い経験をさせていただきました。当日だけは風邪もびっくりして逃げ出したのか、体調が少しは良くなった感じがしました。周りでは多くの若い女性達がおいしそうに頭からハトにかぶりついていました。

 中国では日本と違ってハトさんの歌は「ポッポッポー、ハトポッポー、豆が欲しいかほらやるぞー、みんなで仲良く『食べられ』に来いー」だったりして……。