ネット社会の危うさ

   先週ネット情報に関して警報を唱えましたが、ネット上で様々なデマや虚構がまるで真実かのように語られ、それを妄信する輩によってさらにそれが拡張されていく。そういう例が後を絶ちません。沖縄の翁長知事は二人の娘がいるのですが、二人とも一度も中国に行っていないのにもかかわらず、ネット上では一人は中国人と結婚、もう一人は中国に留学中という情報が流れていて、何とそれを信じている人がものすごく多いと嘆いています。一種怖い時代ですが、どうしてそのような思考停止の人が多くなったのでしょう。自分の頭で考えたり判断できないのでしょうか。「えー、そうなんだ」「だってネットにそう書いてあったよ」最近生徒からよく耳にする言葉です。その度に「そういう情報に惑わされないように」と諭しますが、肝心の周りの大人達が情報に踊らされている現状では何をか況やかもしれません。確かに便利な代物ですが、使い方によっては「諸刃の剣」になる可能性が高いと感じています。ネット被害に会う人が増加しては、何のための文明の利器なのかわからなくなってしまいます。皆さんはいかがお感じでしょうか。