風といっても天候の風ではなく選挙の際に吹く『風』の話です。昨日の都議会議員選挙では都民ファーストに大きな『風』が吹きました。立候補者50人中49人が当選という予想以上の結果でした。最近は予想が大きく外れた選挙もあるなど、各国で選挙の度に様々な『風』が吹いています。アメリカ大統領選挙では12年前の「チェンジ」旋風が、また今回の選挙では「トランプ」旋風が吹きました。一方イギリスではEU離脱の可否を決める国民投票で「格差社会や移民に対する不満」の風が吹きましたし、フランス大統領選挙では「オランド」旋風が吹きまくりました。選挙はその時々の時勢に本当に影響されやすいということを物語っています。大衆は扇動されやすい側面があるにしろ、一種の怖さを感じます。国政を決定する選挙がムードという『風』に流されるようではその国はどうなっていくのでしょう。杞憂であればよいのですが。