43年前 その二

   今日は終戦の日ですね。太平洋戦争の記事や戦争体験者の話を見聞きする度に、胸が詰まるような想いがします。自分の前世がその当時でもあるかの如く感じるときもあるくらいです。多くの方々の犠牲のうえに現在の我が国があることを再確認しています。
   さて昨日の続きです。43年前の昨日に家庭を離れて叔母さんの家にお世話になったのですが、旅立ちの当日、警官の父親は朝早くに出かけて行きました。しっかり勉強しろよ的なことを言っていたと思います。9時過ぎに荷物を持って母と駅に向かう直前のことです。父親の車が猛スピードで家の前に止まり、トイレへと駆け込み、そのまま出てこないのです。お父さん大丈夫?と聞くと大丈夫だから早く行けと返事があったので、汽車の時間もあり私は家を出で叔母さんの家に向かいました。父親はその後救急車で病院に運ばれ、緊急手術を受けたのですが、そのことは私には知らされませんでした。
to be continued