独学Ⅱ 水泳編

 亡き父は水練が達者で故郷の網走の川や湖、またオホーツク海で子供の頃から泳いでいたそうです。水面をミズスマシのようにすいすい泳いでいた記憶があり、小学校低学年だった私を背中に乗せて泳いでいましたから驚きです。今の自分でも出来ません。沈んでしまいます。クロールでもほとんど水しぶきが上がっていなかったイメージがあります。私は子供の頃から泳ぎは不得意でした。北海道は夏でも海温が低いため、海で泳げるのは10日ほどしかありませんし、当時川は汚れていて入ることさえできないので、学校のプール授業でしか泳ぐ機会がなかったせいもあります。でも顔が水に浸かること自体に抵抗がありましたから、嫌いだったのでしょう。成人してからも泳ぐ機会はほとんどありませんでした。それが何がきっかけだったのか今では覚えていませんが、35歳を過ぎてから水泳入門の本を購入して独学で練習するようになりました。最初は耳や鼻に水が入ったり、誤飲したりして苦労しました。今振り返るとみっともないのですが、それを防ぐために鼻栓と耳栓を付けて泳いでいたほどです。また立ち泳ぎができず、足の立たない場所で泳ぐことは怖くてできませんでした。そんな私ですが、今は泳ぐことが大好きで一旦海に入ると最低1時間は泳いでいますし、プールでも30分は泳いでいます。なぜそうなったのかは後日ご紹介します。 To be continued