徳を積む

 若い頃は利己主義的な部分が多く、今振り返ると本当に未熟者でした。様々な勉強会で利他主義や『徳を積む』ことを学んだことで、やっと一人前になれたのだと思っています。今でも自分の時間を犠牲にして手弁当で様々な団体の仕事に協力しています。早朝4時起きで活動すると、出社する12時の時点で8時間行動していることとなり、それから本業が22時過ぎまで続くので流石に最後はバテます。帰宅するとぐったりすることもしばしば。翌日も朝から千葉で会議などという日もあり、短い睡眠時間が続くと昼間は睡魔に襲われるときもあります。私事ですが父の墓参と墓掃除、埼玉の母の見舞い、娘が不在の際の孫の面倒も時間が許す限り行っているため、自分の時間がなかなか取れません。でもそれほど苦にならない自分がいるのです。慣れているからかもしれませんが、『徳を積む』 ことが人の生き方であるという稲盛和夫氏の教えに共感しているからでしょう。最近は以前しなかったこと、水回りを使用したら水滴をふき取る、人の靴やスリッパでも揃える、汚れたタオルを自分で取り換える、落ちているゴミに目が向くようになった結果ゴミを拾う回数が増える、などが自然とできるようになったのです。今後も気持ちよく毎日を過ごせるよう、できるだけ 『徳を積む』 ことを心がけていきます。