体重超過

 ダイエットの話ではなく、ボクシングンの話です。世界フライ級チャンピオンの比嘉選手が体重超過で試合を前に失格となりベルトを剥奪されました。プロボクサーとしては起こしてはならない事態であり、世界チャンピオンとしては日本ボクシング史上初の汚点となりました。結果的には彼とジムの責任は大きいですが、ボクシングを始めて初めて知ったことに、ボクサーは自分の適性体重より5~10kg 近く落としたクラスで試合をするのです。理由は身長やリーチ、パンチ力などで有利になるからです。そのため選手は過酷な減量をしなければなりません。もともと絞った身体から、さらに絞り出して減量するのですから、並大抵の努力ではできないのです。減量の辛さは我々の想像を超えた過酷なものだと、私が通っているジムの会長も言ってました。彼を擁護するわけではありませんが、これを機に選手に無理な減量を強いる習慣を改める時期だと思います。