不祥事

 フットボール部員の危険タックルが話題になっています。一種の『不祥事』ですが、いつも思うのは『不祥事』に対して隠密に済ませたいのか、素直に認めず真摯な対応を欠いた結果、世論から批判を浴びて炎上することが本当に多いです。倒産に追い込まれた企業も少なくないのに、なぜ反面教師にできないのでしょう。古くは雪印や不二家、名前は忘れましたが北陸の焼肉屋、最近ではエアバッグのタカタもそうです。自らの過ちを認め真摯に対応すれば賞賛さえ起きるのに。記憶にある中では2004年にジャパネットたかたの顧客データが流出した際に、販売自粛を49日間にわたって行い、150億もの減益を出しても問題をはぐらかさない態度を取りました。その結果、多くの賞賛を受け自粛解除後は順調に売り上げを回復しました。このような例は稀で、今回でも日大の監督責任を隠すような対応に批判が集まり、結局謝罪するといった後手後手の対応となっています。企業や様々な組織が同じ轍を踏むことに強い違和感と情けなさを感じるのは私だけではないでしょうね。