オウム真理教と死刑執行の是非

 昨日この団体が起こした地下鉄サリン事件や坂本弁護士殺人事件などで、首謀者麻原彰晃こと松本智津夫と共謀者6人の死刑が執行されました。ところで『オウム真理教』とその事件をを知っている人はもう30歳前後以上になっています。事件の風化も進んでいます。どんな事柄でも賛否両論があるのは致し方のないことだと得心はしているのですが、何か事が起きると必ず反対する人たちがいます。今回の件では死刑執行に反対する方々がいましたが、それ自体は構わないのですが、この事件を昔から一番よく知っていて、ほとんどの裁判を傍聴した江川紹子氏のインタビューにあるように「事件の裁判をそれほど傍聴もせず、そこでの被告達の赤裸々な発言や姿を見ずしていい加減な意見を言ってほしくない」に尽きるのではないでしょうか。いつからかは定かではありませんが、この国には批評家になっている人が多すぎると思っています。彼らは根拠より論拠を優先しますので個人的には相当呆れています。私も様々なことに関して意見を持っていますが、あくまで個人的なもので他に求められてもなるべく言いませんし、その手の話が出るとその場を避けます。というのは無責任な意見を吐きたくないというポリシーがあるからです。文句や意見は誰にでも言えますので。私はこのような批評家には「ではあなたがやってみろ。できないなら偉そうに言うな」と心の中で言っています。酔うとつい口に出てしまいますが…。