野党の存在とは

 長かった国会も終了しましたが、野党の存在がこれほど薄かったことはないと感じます。自分たちの主要な仕事であるはずの国会審議にはそっちのけで、加計問題などに連日時間を費やす姿勢に違和感を感じた国民は少なくないはずです。終盤の審議にしても与党案にはともかく反対という姿勢が丸見えで、その存在価値を疑う発言が相次いでいます。「今は復興を優先すべき」は聞こえが良いですが、そもそも一緒に論じる問題ではないはずです。災害復興と法案に何の関連性があるというのでしょう。呆れてしまいました。「まず反対ありき」の姿勢は政党として思考停止としか映りません。災害復興と叫ぶのなら現地はボランテイアとして参加する野党議員で溢れかえるはずですが、誰か駆けつけた人はいるのでしょうか。このような姿勢を変えられなければ、野党の存在価値はますます下がっていくと考えます。