ロッキー=バルボアに憧れて

 私がボクシングをやりたいと最初に思ったのは、シルベスタ=スタローンが演じた映画「ロッキー」を見たことがきっかけです。「イタリアの種馬」とあだ名され、うだつの上がらなかったヘビー級ボクサー『ロッキー=バルボア』が、チャンピオンのアポロに偶然挑戦する機会を得て、最初は僅差の判定負けを喫しますが、再選でベルト奪取に成功し、その後王者として大活躍する話です。特に「ロッキーⅢ」には内容もさることながら、主題歌の『The eye of the tiger』にも感動させられました。社会人になりたての頃で、ボクシングジムを探しましたが、あいにく遠くにしかなかったので、その時は頓挫してしまいました。それから30年後に映画「ロッキー」の最終版が放映されました。何と60歳のスタローンがボクサーを演じたことに再び強く触発され、55歳でボクシングを始めることになったのです。今も練習が辛いときには、この曲を聴きながらトレーニングしています。