昭和は遠くなりにけり 怖かった先生たち

 今は『体罰』など時代遅れだと喧伝する輩が多いですが、自分たちが育ってきた過去をそんな安易に否定してよいのでしょうか?『体罰』など当たり前の時代を過ごしてきたからと言うわけではありませんが、私は不必要だとは思いません。あくまで個人的な意見としておきますが…。当時の先生方は本当に怖い人が多かったですね。でも恐怖ではなく「畏怖」の念を抱く存在でもあったと考えますし、自分より上の世代ではその念はもっと強いと思います。残念ながら現在ではそのようなことは稀でしょうね。尊敬に値する人が少ないこともあるのでしょうが、あまりに教師の行動を制限しすぎています。生徒が悪いことをしても、その指導方法が「諭す」だけで完全に矯正されるわけがないのに…。昨今の大人を見ればよく分かります。「諭す」だけで皆が皆、分別をわきまえた大人になるのでしょうか?『子供は小さな大人である』ということも是非念頭に置くべきです。難しい問題ではありますが、昨今の「大人になりきれない大人」を作り出している原因の一つが、現代教育にあると考えるのは私だけでしょうか。教育現場には昭和は存在しないのでしょうね…。To be continued.