ツバメの季節

 ツバメが飛び交う季節になりました。いつの間にか飛来して巣を作り、雛を育て、そしていつの間にか去って行きます。最初は「あ、ツバメだ」と久しぶりの感覚に気づく自分がいるのですが、すぐにその姿も見慣れて視界に入らなくなり、時とともに消えていく。毎年のことですが不思議な感じがします。雛もいつの間にか巣立っていなくなっています。草木が知らぬうちに伸びているのと同じなのでしょうね。ところで余談ですが、私はツバメを見ると童話『ツバメと王子』を思い出します。