引きこもりに思う

 70歳代で高齢の親が引きこもりの40代後半の子供を殺す。何とも言えない閉塞感を感じます。昔では考えられなかった「引きこもり」ですが、戦後教育や道徳観の欠如など様々な原因はありますが、あえて言わせてもらうと一番問題なのは当人だと思います。批判を承知で述べますが、「引きこもり」は衣食住が保障されてるからゆえ可能なのです。食べるものがなければそれを求めて絶対出てきますし、住むところがなければ自分で何とかしますから。衣食住が確立していない国の人々や祖国を追われた難民の皆さんがこのことを聞いたら何と感じるのでしょう。ある国を訪ねたジャーナリストがその国の子供に将来の夢を聞いたら「日本人になりたい」でした。理由は食べ物に困らないからです。統計によると世界で学校に満足に通える子供は5人に1人です。親の仕事を手伝ったり兄弟の面倒を見なければならないからです。「引きこもり」の方には自分の環境を再考してほしいです。