入梅に想う その2

 まず驚いたのは特に動かずジッとしているのに汗が頬を伝って落ちてきた時です。最初は何故汗が出るのだろうと不思議でした。そんな経験をしたことがなかったからです。今は湿度が高いから当たり前のことだと理解していますが、自分にとって初めての経験だったのです。当時部屋には冷房もなく扇風機だけでした(部屋に冷房がある友人はいませんでした)。昼は冷房のある喫茶店かゲームセンターでしのぐことができましたが、夜は暑くて眠れず本当に辛かった想いで一杯です。ここは人間の住むところではないと本気で思い、毎日北海道に帰りたくて、夏休みで帰郷できるまで「あと何日」とカウントダウンをして自分を叱咤激励していました。大袈裟ではなく辛い経験でした。さらに私が驚いたことは…。To be continued.