泥縄的な法律改正

 昨年のながら運転、今月はあおり運転に対する厳罰化の道交法改正が行われていますが、専門家の意見というよりはマスコミに大きく取り上げられ、世論が形成されたからという側面を強く感じます。これでは『泥縄』的改正です。法曹界や政治家は専門家なのですから、責任ある仕事として、事件が起きてから改正するのではなく、起きる以前を想定して法改正や厳罰化を検討すべきではないでしょうか。道交法では自転車の問題、刑法では麻薬や高齢者に対する詐欺、民法では脱税や汚職などには厳しい罰則が必要だと考えます。また相続や親権など身近なことも迅速に改正すべきです。ぜひお願いしたいものです。