教師として心がけてほしいことⅡ

 『ぞんざいで上から目線の話し方をしない』ことに加えるのが、『怒ると叱るの区別をする』ことです。後者は教師経験をある程度重ねると出てくる欠点です。子供が教えたことをできないと「なぜそうなるの」と怒る教師がいます。自分の教え方が悪いからなのに…。また「なぜ宿題を忘れるの」ときつく問いただす教師もいます。自分だって言われた仕事を忘れるのに…。教師は完全でなければいけないとは言いませんが、自分のことを考えると『怒る』ではなく『上手に叱る』ことを心がけるべきです。感情的に『怒る』と子供は反発するだけです。昔は塾業界は今のように認知された職業ではなかったため、助言してくれる人がまわりにいなかったこともあり、若い頃は私もできませんでした。しかし後進を指導する立場である今はあえて苦言を呈します。是非心がけてほしいです。