東京五輪の思い出Ⅰ

 コロナの影響がなければ東京五輪が開幕する日でしたが、延期となってしまいました。残念なので前回の東京五輪の思い出を数回綴ります。前回開催された1964年、私は5歳でしたので記憶もあいまいです。ただ一番心に残っているのはマラソンで銅メダルを獲得した円谷選手のゴールシーンです。競技場に2位で入ってきましたが、最後に抜かれて3位となったのです。その際アナウンサーが「円谷頑張れ、円谷頑張れ」と絶叫した声が今も耳に残っています。またそれを見た母が大粒の涙を流していた姿も子供心に強烈に残っています。その円谷選手は故障に泣き、その復活を願う国民からの重圧に耐えきれなかったのか自殺してしまいました。しかし彼のあと日本はマラソンで多くの名選手を輩出しています。今このブログを書いていると、懸命に走っていた円谷選手の姿が思い出されて少し感傷的になってます…。