運転免許返納

 昨年4月の池袋暴走事故を契機に高齢者の免許返納率が上がっています。昨日その89歳の被告に対する初公判が開かれました。無罪を主張する被告に対して違和感を覚える方が少なくないと思いたいですが、被告が主張する「高齢者の移動する手段を奪わない社会」には強く反発します。判断能力が落ちた運転手の危険性は過去の事例から十二分すぎるほど分かっているはずです。タクシーを使用すれば事足りるのに、自分の利便性を重視する姿勢には嘆息します。実際高齢者の行動範囲では自車を利用するより、タクシーを利用する方がずっとコスト減になることは明白です。車検などの維持費に税金、保険代に加え駐車場代(自宅は不要ですが)を考慮すれば、一目瞭然なのですが…。まあ、これも自己中心的な考えの延長なのですね…。これでは高齢者など先達の人が、若い人を批判する権利が果たしてあるのかと思ってしまいます。遺憾です。