軍歌Ⅰ

 今年で終戦76年を迎えます。戦争体験者が次々と鬼籍に入られ、その記憶が風化されるのを危惧します。私の父は終戦時14歳でしたので、出兵年齢ではありませんでしたが、長兄と二男(私にとっては叔父)は兵隊として出兵しています。叔父たちから直接戦争の話を聞いたことはありませんが、両親から聞いた戦争の話は生々しく、特に米軍機の掃討射撃で友人が殺されたという話は今でも忘れることはできません。父は『軍歌』が大好きで、レコードや車のカーステ(死語ですね)用の8トラックカセットテープをよく聞いていました。その影響もあり、自然とメロデイーや歌詞を覚え、自然と好きになり小学生後半までよくよく聞いていました。『同期の桜』は3番まで歌詞を覚えていますし、日露戦争時に作られた『戦友』は大好きな曲の一つです。『軍歌』には郷愁を感じるものから、意気高揚するものまで幅広いですが、私の好きな曲を綴ります。それは…。 続く