案山子 後編

 さだまさし氏の曲『案山子』の歌詞に「お前も都会の雪景色の中で ちょうどあの案山子のように 寂しい思いしてはいないか 身体を壊していないか」とあります。大学入学で上京し、都会で一人暮らしをして初めてこの歌詞が心に沁みた記憶があります。あれから40年余り。一昨年還暦を迎えたと思ったら、もう2年以上経ちます。本当に「光陰矢の如し」です。