教師の質 その2

 厳しい話でしょうね。大袈裟かもしれませんが、私は『教師は将来の日本を担う若者を育てる、またはその子の人生に大きな影響を与える存在としての自覚が絶対必要だ』と信じています。40年以上この仕事に携わってきたのもその自覚と自負があるからです。しかしそのような自覚のある教師は決して多くないのが現状です。特に公教育は残念です。PTAや民間評議員として長年公教育とも携わっていますが、「教師の質」はどんどん下がっていると感じています。民間教育でもそれほど変わりません。このような自覚のない教師を子供が尊敬するはずがありません。子供は尊敬できるかどうかをよく見ています。尊敬に値する人が少ないのが一番の理由です。人の魅力は能力だけではなく、人間力や考え方や姿勢、日頃の言動や服装など広範にわたるのですが、このことを伝えるべき先達が体をなしていないのが現状でしょう。労働の対価としての仕事をみなす輩が本当に多いのです。弊社の教師には日々伝え続けていますが…。