打ち水

 もともと茶の湯の前に行われていたという「打ち水」ですが、本格的に広まったのは江戸時代です。水を撒いた時の気化熱を利用して暑さをしのぐためのものですが、科学が発達していない当時ではまさに庶民の知恵ですね。ヒートアイランド現象対策の一環としても、道路や庭に水を撒く「打ち水」が注目されています。特に今夏は電力供給問題が懸念されるていますので、ぜひ皆でやってみてはと思います。