からだ言葉

 慣用句に体を使った表現が多くあります。目、鼻、耳、口などのほか手、足、腹、肩など種類も豊富です。心の状態を体の部分で表現しているものもあります。「肩身が狭い」「腹を据える」「胸にぽっかりと穴が開く」「腰が重い」などです。また物や生き物を表現するものもあります。うどんに「腰がある」、傷みやすい魚に「足がはやい」といいますね。感性に触れる言葉だと感じます。日本語は様々な表現があり、難解ではありますが美しい言葉だと改めて思います。