臥薪嘗胆

 私の好きな四字熟語の一つです。漢字自体も好きですが意味が好きです。1895年の三国干渉後に対ロシアへの国民の怒りを煽るために盛んに使われた言葉でもあります。元々は中国の故事成語で呉の夫差と越の勾践の争いの際に、悔しさを忘れぬために生まれたものだそうです。この言葉を初めて教わったのは高校の古典の授業だったと記憶しています。その話自体もそうですが、「痛い薪の上に寝たり、苦い膽を嘗めたり」して屈辱を忘れないようにするという内容に衝撃を受け、その後弱気になりそうな自分をこの言葉を頭に思い浮かべて叱咤したものです。今でも時々使います。