「自分だけは大丈夫」ではない

 能登大震災が起きて、ひと月が経ちます。地震大国に住む以上、最悪の事態を想定した「リスク管理」を認識すべきだと考えています。人間はだれしも最悪の状態になることを想定したくないため、今回の惨状を映像で見ても「自分は大丈夫だろう」と感じる人が多いと思います。人間は災害や病気などの不運な出来事が起きる確率を過小評価し、幸運な出来事を起こる確率を過大評価する傾向があり、このような楽観的な解釈することを『楽観性バイアス』と言います。自信を顧みても周囲で深刻な病気になった人をいても、自分は大丈夫だろうと思っている自分がいます。根拠のない楽観から脱し、リスク要因を再確認して、最悪の事態対応できるよう準備を怠らないことが大切だと改めて痛感しました。