閉鎖的な日本②

 2回目は「和」を重んじすぎることによる「右へ倣え主義」です。地域や古くからのコミュニティにおける、「よそ者扱い」もその一種です。このような社会では全体と異なった思考や言動、ひいては服装や行動といった個人的なことまで批判する傾向があります。コロナ禍において当初、感染者や感染者が多い地域から帰省した人に対しての嫌がらせの電話や張り紙などは異常でした。「マスク警察」も一時流行りましたが、これも同様です。我が国の美点でもある「和」を誤った認識でとらえている人が少なくないのはとても残念です。