第二の脳

 腸は食べ物を消化・吸収するだけではなく、免疫の中心的な働きをする器官でもあり、体内の免疫細胞の約7割は腸に存在します。またおよそ1億とされる腸の神経細胞の数は、身体の臓器の中では脳に次いで多いため、「第二の脳」と言われます。腸は脳と約2千本の神経線維でつながって緊密に連携しつつ、独自の指示系統を持ち、脳からの指令が無くても腸を動かすことができます。神秘的な働きです。