いらかの波

 今日は端午の節句ですね。子供の頃はあちこちで鯉のぼりが空を泳ぎ、まさに「いらかの波」でした。空き地が多かったからでしょう。祖母から買ってもらった鯉のぼりを親父が家の近くの空き地に棒杭を打ち込み、てっぺんに風車をつけて、5枚泳がせてくれました。両親と三人兄弟分なのでしょう。その記憶は今でも鮮明に残っています。しかし都会ではその風物詩である鯉のぼりを見かけること自体少なくなっています。かくいう自分は親父のように息子のために鯉のぼりを泳がせたことはなかったので、何も言う資格はありませんが…。