消えゆく路線バス

 慢性的な運転手不足と4月より運転手の労働時間の規制が強化されたこともあり、路線の維持が厳しくなり、バスの減便や廃止が全国で相次いでいます。帝国データバンクが全国のバス会社127社に行った調査によると、2023年中に路線の減便や廃止を実施したのは98社で、77%に上っています。日本バス協会によると21年度のバス運転手は、10年前より約11000人少ない約11万6000人で、現状の路線網を維持するためには30年度に3万6000人が不足すると試算しています。減便や廃止の流れはまだまだ続きそうです。