中国で操業1年半のベンチャー企業『デイープシーク』が開発した生成AI「R1」が欧米の金融市場に衝撃を与えました。エヌビデイアの株価は大幅に下落し、時価総額90兆円減となりました。最先端の半導体や多額の開発費を使わないR1が、「チャットGPT」に並ぶ性能があると評価されたことにより、生成AIをめぐる米国1強が揺らぐとの懸念が広がったためです。香港メデイアによると開発期間は2か月という短期間、開発費は560万ドルとチャットGPTの10分の1以下で済んだとされています。中国はAIの分野にも力を入れており、まだまだ未知数であるこの分野でも、世界的な脅威となる可能性があります。